会長 前田 修二
心理学のなかでも臨床心理学は、心の病や不適応による問題を抱える人を支援し、治療することが目的であり、それは、もともと医学の領域で行われていたと言われている。医学の歴史も、哲学と同様、その起源をさかのぼると、ギリシャ時代にさかのぼる。哲学の創始者である「ソクラテス」とほぼ同時代のギリシャには、医学の祖、ヒポクラテスがいた。しかし、この時代の客観的な理解は、近代の医学に継承されることはなかった。やがて、キリスト教のカトリック教会が、すべてを支配する中世に突入すると、心の病に対して、客観的な態度で医学的な治療を行うこと自体が廃れてしまった。心の病は、その症状に由来する奇異な振る舞いなどから、病気というより、キリスト教が考える神に対峙する悪魔の仕業と考えられるようになった。しかも、当時は、これを悪魔払いなどによって治療しようとする動きもあったようだ。14-15世紀ごろには、患者を魔女(悪魔)と決めつけて、宗教裁判にかけて有罪とし処刑するという魔女狩りが行われていた。心の病にかかった人がまともな治療を受けられるようになったのは、だいたい18世紀末から19世紀の初めにかけてであり、フロイトによる影響が大きいと言われています。
さて現在に戻って、心理学者である著者の言う「ひと言で相手の心をつかむことば」についていくつかご紹介すると、
1.初対面でも話が続く鉄板フレームは?
→「どちらのご出身ですか?」
2.真剣に話を聞いてもらいたいとき?
→「ご承知と思いますが」
3.会議等で賛同を得たいときは?
→「不十分なところもありますが」
4.相手から反対意見を言われたときは?
→「ある意味ではその通り」
5.人をほめることとけなすこと
一番好感を持たれるのは、「最初はけなされていたが、最後はほめてくれた」というケースです、逆に一番嫌われるのは、「最初にほめて、次第にけなしていく」ケースです。
サラリーマンとしては、是非このような「相手の心をつかむことば」を理解したうえで、顧客や社員と接することができたらスムースな会話ができるのだろうと思います。
参考:「ひと言」で相手の心をつかむ、ことばの心理術、富田隆 著
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