会長 菅 雅幸
ロータリーの友、9月号に載っている、隈研吾さんについて話します。ちょっと読みにくいと思いますが、建築家の中ではわかり易い方だと思います。現時点で、日本の建築デザイン頂点にいる事には間違いありません。隈さんが日本設計に入ったころは、東京都立大大沢キャンパス、長崎のハウステンボスの仕事を会社で総力をあげて取り組んでいたはずで、入社したてで、右も左もわからない状態で現場に放り込まれるという、そういう時代だったはずです。5月に亡くなられた、日本設計の創設者 池田武邦さんという方がおられたのですが、天一合作戦の矢矧に乗艦し、撃沈されるも生還し、戦後、東大の第一工学部に行かれたそうです。何故、興味を持ったかといいますと父と生年が同じなのに、木葉会の同期の名簿に名前が無く、不思議に思いました。ハウステンボスの建設の際、予定地の中に大岩があったそうです。撤去する予定が、岩を動かすことに地元の漁協に断固として反対されたそうです。そこで三井が困ったところで池田社長が、自ら直談判に赴いたそうです。会ってみると、組合長がかつ
ての部下であることがわかり、何とかことを得たという事がハウステンボスの着工にこぎつけたという事だそうです。
脱線してすみません。さて、隈さんの話に戻しますと、新国立競技場にはふんだんに全国の木々が使われています。この人のせいでというか、おかげで、その後の公共建設には木を使うという事が、流行していったといっても過言ではないと思います。竹田市の歴史文化館・由学館も竹を使っています。隈さんの影響だと思うのですが、毎年、東大の建築を卒業後、何人かは沼津の平成建設に就職させていただいていて、職人さんの下、大工の見習いをしているそうです。例えば作品として、太宰府のスタバはインスタ映えするそうで有名です。私の考えで申し訳ないのですが、この方に設計を頼むと流行るのです。とにかく人が集まります。詳しいことは、ウィキペディアの「論評」を読んでください。美術館では、私が見てもこれはまずいと思う箇所があるのですが、利用者にはそんな事は関係ないみたいです。建築の良し悪しというか、一つの判断方法ですが、トイレを見ます。安藤忠雄さんの方が狭い割に良くできています。設計する時に、トイレの場所を決めるのは、最後に余ったところに入れ込むので、窮屈になりやすいのです。ですから、スペースが小さくても、落ち着いた感じであれば、良くできているという事で合格としています。
新国立競技場の案は、最後まで伊藤豊雄さんと甲乙つけがたい戦いになりましたが、結果に対して、しいて言えば違いがあるとすれば何だろうという事でまとまった意見ですが、伊東さんのパースでは日が陰り始めた夕日を思い起こさせるという事になりました。現在、伊東さんは大三島に拠点を移し、終の棲家とするようです。安藤さんは、直島。隈さんは、旭川の東川町にフィールドワークを持っています。
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大分東ロータリークラブでは、様々な業種の会員が自分の職業や経験を生かし、思いやりのある平和な社会を目指して活動しています。そして、その活動の中でお互いの職業について理解を深め、自分の視野を広げています。
世代を超えた明るくフレンドリーな雰囲気で活動していますが、昼の例会以外に夜の親睦例会や職場訪問例会、また野外家族例会やクリスマス家族会などロータリアンの家族との親睦も深めています。
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会員一同、心よりお待ちしております。
国際ロータリー第2720地区
大分東ロータリークラブ
創 立:昭和38年3月6日
例会日:木曜日 12時30分
例会場:トキハ会館4F「つばきの間」
会 長:菅 雅幸
幹 事:安藤 暢啓
〒870-0021
大分市府内町1-2-15 トキハ会館4F
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