会長 前田 修二
大分では公共交通機関による交通網が発達していない理由が大きいが、電車やバスの利用よりもまだ自家用車に乗る人が圧倒的に多い。朝晩の混雑、特に月曜の朝でかつ雨の日などは車の渋滞が大分市内では酷いことになる。これ、何とかならないかと思いませんか?
世界には将来の交通ビジョン(渋滞対策含)として、あらゆる移動手段のサービスを1つに束ねようとする動きMaaS(Mobility as a Serviceの略でマースという)があります。
オーストリアには「気候チケット」というのが2022年1月からスタートしていて、年間契約すると1日換算では約385円で、長距離電車から普通電車、地下鉄やトラム、バス等、全ての公共交通機関が1枚のチケットで乗り放題というサービスがあるようです。
中国の北京ではバスや地下鉄、自転車、徒歩など環境負荷の少ない移動手段を利用すると、移動距離に応じたカーボンクレジットがもらえるようです。
日本でも2001年頃からか? Suica等が利用できるようになってから、とても便利になりました。タッチ&ゴーにより、駅の改札の様子、朝の混雑の様子が随分変わったと思います。さらに現時点において、JR東日本ではMaas事業とSuica事業、データマーケティングを三位一体で推進し、「移動のシームレス化」「多様なサービスのワンストップ化」「データを活用した新サービスの導入」の実現を急いでいるようです。しかし、これも都会なら便利だと思うが、地方ではまだ車中心なので、まだまだ改善の余地が多いように思います。
MaaSはあくまで手段であり、移動サービスだけはなく、将来的に交通産業と異業種との連携により、MaaS本来の価値が活きてくるように想像されています。住宅、不動産、観光、医療、介護、エネルギー、金融、保険、広告、物流、災害・防災、農業などと連携できるようになったら地方でも便利になるのではないかと期待したいところです。世の中はこのように徐々に進歩してきている部分もありますが、大分市における朝晩の車の混雑は残念ながら当面解消できそうにはありません。
参考本:新時代の移動革命! MaaSがよくわかる本、秀和システム
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大分東ロータリークラブでは、様々な業種の会員が自分の職業や経験を生かし、思いやりのある平和な社会を目指して活動しています。そして、その活動の中でお互いの職業について理解を深め、自分の視野を広げています。
世代を超えた明るくフレンドリーな雰囲気で活動していますが、昼の例会以外に夜の親睦例会や職場訪問例会、また野外家族例会やクリスマス家族会などロータリアンの家族との親睦も深めています。
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国際ロータリー第2720地区
大分東ロータリークラブ
創 立:昭和38年3月6日
例会日:木曜日 12時30分
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